ストレスで顔の乾燥・肌荒れ悪化。対策はあるの?

今の季節、乾燥などの肌荒れに悩んでいませんか。もともと乾燥や乾燥によるニキビなどの肌荒れを起こしやすい人は季節の変わり目やストレスにより悪化しやすいです。顔の乾燥が進む季節に保湿のために基礎化粧品を変えたりクリームを増やしたりしたけど、余計に肌荒れしてしまったなんてことはないでしょうか。化粧品が肌荒れを助長している可能性があります。乾燥しやすい人におすすめの対策について書きました。

ストレスで顔が乾燥・肌荒れするのはなぜ?

肌のバリア機能の低下

ストレスにより肌のターンオーバーが乱れたり、肌の材料であるたんぱく質が体内で消耗されたりすることで肌のバリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下すると顔は乾燥しやすくなります。

女性ホルモンバランスの異常

ストレスにより性ホルモンは強く影響を受け、バランスが乱れてしまいます。性ホルモンのバランスが乱れると肌荒れしやすくなり顔が乾燥しやすくなったりニキビができやすくなったりします。ホルモンのバランスを日ごろから整えておくとストレスがかかった時もダメージを最小限に抑えることができるので、意識的にバランスを整えることがおすすめです。コレステロールは女性ホルモンの原料なので補給が大切です。ビタミンEの女性ホルモンのバランスを整える効果が期待できるので意識的に摂取した方がいいでしょう。

活性酸素が発生

活性酸素は諸悪の根源といってもいいかもしれません。活性酸素は人体を守るために働くものでもありますが、過剰な活性酸素は細胞を攻撃してしまいます。例えば紫外線によって顔に炎症が起きるのは、紫外線そのもののせいではなく紫外線により発生した活性酸素が原因です。

ストレスは体内で大量の活性酸素を生み出します。体内で活性酸素が増えると肌荒れにつながります。活性酸素を除去する作用のあるもの(ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどなど)の積極的な摂取により活性酸素から体を守ることがおすすめです。

顔の乾燥 対策

乾燥 肌荒れ

スキンケア やりすぎは厳禁

過剰な顔へのスキンケアは要注意です。ところが案外、肌荒れしているときってあれもこれもスキンケアしたくなってしまうものです。それが反対に乾燥や肌荒れを悪化させている可能性があります。

肌は天然の保湿因子、皮脂膜で覆われています。皮脂膜は皮脂の油分と体内の水分が混ぜ合わさりできた膜で、いわば天然のクリームです。乾燥や肌荒れを防ぎ潤いのある肌を保つためにはこの皮脂膜はとても重要です。皮脂膜を作っているのは私たちの肌にいる細菌です。この肌の常在菌はこのようにして肌のバリア機能に役立っているのです。

スキンケアのやりすぎで、この常在菌たちを乱してしまうと肌のバリア機能が低下してカサカサと乾燥し、肌荒れの原因になります。ニキビなどに抗生物質のお薬を安易に使うとこれらの必要な細菌までダメージを受けてしまうので注意が必要です。

スキンケアにおいてはクレンジングや洗顔のやりすぎや洗浄力の強いものを使うと皮脂膜が過剰に流れ落ち細菌叢が乱れ乾燥や肌荒れの原因になってしまいます。メイクはできる限り落としやすいものを使い、あまり洗浄力の強くない固形せっけんなどでの洗顔がおすすめです。

私は、基本的にメイクは石けんで落ちるものを使い、石けん洗顔は夜に1回のみとし朝は水洗顔です。

乾燥や肌荒れが改善するまではポイントメイクのみとしてできる限り洗浄しなくてよいようにするのもおすすめです。

化粧品を見直す

女性は美肌になろうと化粧品にお金をかけます。化粧水、美容液、クリームなどなど、使っていない女性はいないといってもいいくらいです。特に乾燥がひどいといつもより多めに化粧水を塗ったりクリームを重ねたりする女性は多いでしょう。しかしこのような化粧品が肌に悪さをして余計に乾燥や肌荒れを引き起こしている可能性があります。

化粧品というものは肌にとっては本来不自然なものです。つまり「異物」です。異物に対しては体が排除しようとアレルギー反応が起こる可能性があります。肌は内側から外に向かって常に生まれ変わり「ターンオーバー」が行われています。この原理を考えれば外側からだけ過剰にケアしてもそもそも根本的な解決にはなりえないのです。むしろ異物を塗り続けてしまったら肌はどうなるでしょうか?

基礎化粧品はなるべくシンプルな成分のもので、過剰にやりすぎないことが大切だと思います。

保湿しすぎに注意

女性はみんな保湿が大好きです。保湿はいいことだと、ほとんどの女性が信じています。それは企業が化粧品を売りたい戦略に引っかかっている可能性があります。

保湿というと化粧水とかクリームとか基礎化粧品のイメージが強いと思いますが、ファンデーションを塗ることも保湿になります。医師の中には厚着をすることも保湿だという先生もいます。

保湿をすると天然のクリームである皮脂膜が作られにくくなり肌は乾燥しやすくなります。だから保湿しすぎるのも問題です。

顔の乾燥・肌荒れしやすい人は栄養不足かも

乾燥だけではなく顔のニキビなど肌荒れしやすい人は栄養が足りていない可能性があります。栄養不足で肌が脆弱になっているとストレスがかかった時に肌荒れしやすくなります。殆どの女性はビタミン・ミネラル・たんぱく・脂質がどれも不足していますが、特に土台となる鉄・たんぱく質不足は顕著です。

鉄・たんぱく質をしっかりと補給するようにすると肌は強くなります。たんぱく質は皮膚の材料なので不足があっては正常なターンオーバーもできない脆弱な肌になってしまいます。それにたんぱく質は肌を乾燥から守ってくれる天然保湿因子の材料でもあります。

鉄は肌荒れとは関係なさそうなイメージがありますが、深く関係しています。鉄不足があると肌荒れは起きやすくなります。肌荒れだけではなく様々な不定愁訴の原因にもなります。

鉄・たんぱく質が多く含まれる食べ物といえばお肉です。日本人女性は欧米人に比べてお肉を食べる量が圧倒的に少ないので、意識的にお肉を食べるのがおすすめです。私は毎日200g以上のお肉を食べています。

ストレスでビタミンCの必要量は10倍?!

ストレスは大量のビタミンCを消耗してしまいます。ストレスがかかると通常の10倍もしくはそれ以上のビタミンCが必要となります。ビタミンCは健康で丈夫な肌を作るのに欠かせない栄養素です。それがストレスにより大量に消費された結果、肌まで届かなくなってしまう可能性があるのです。すると乾燥などの肌荒れの原因となってしまいます。よってストレスがあるときにはビタミンCを十分に摂取しなくてはいけません。

ところがビタミンCを十分に食品から摂取するのは至難の業です。例えば3gのビタミンCを摂ろうと思ったらレモン30個40個食べなくてはいけません。これは普通無理ですよね。

というわけで、ビタミンCはサプリメントで摂取するのが早いです。ビタミンCはどこの薬局にも安い値段で売られています。天然にこだわる必要もありません。合成品で十分です。私もビタミンCサプリメントは持ち歩き毎日飲むのが習慣になっています。

まとめ

顔が乾燥するからといって保湿をしすぎると逆効果です。肌荒れはスキンケアはシンプルにして内側から改善させるのがおすすめです。

こちらの記事もおすすめです→ストレスでニキビ・肌荒れしやすい人におすすめの対処方法。

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪