ストレスでニキビ・肌荒れしやすい人におすすめの対処方法。

仕事が忙しかったり、人間関係に悩んでいたり、現代社会でストレスを抱えていない人なんていないといってもいいのかもしれませんね。ストレスは本当に身体にとって害です。ストレスは様々な身体的・精神的不調を引き起こします。肌もストレスの影響を受けやすい臓器です。ストレスがかかっているときニキビなどの肌荒れを経験したことのある人は多いのではないでしょうか。今日はそんな肌荒れの対処方法についてです。

ストレスは心身に大きな負担をかける

現代人でストレスを感じずに生活するのは難しいといってもいいくらい、ストレスの引き金となるようなことが我々の周りには多くあります。ストレスは様々な病気をひきおこしますから、避けるに越したことはないのですが、そういっていられない時もあるでしょう。

ストレスに対処するために我々の体には機能が備わっています。ストレスに対抗してくれる臓器は副腎です。ストレスを感じると副腎皮質ホルモンを分泌して対抗します。この副腎皮質ホルモンができる過程でビタミンCが大量に消費されてしまいます。ビタミンCはコラーゲンの生成や美白、活性酸素除去など美肌には不可欠であり、ビタミンCが消耗されてしまうと肌に充分なビタミンCが届かなくなってしまいます。その結果肌荒れにつながる可能性があります。

また、ストレスはホルモンのバランスを乱してしまいます。女性ホルモンの命令系統のトップにある視床下部はストレスによってダメージを受けやすいのです。強いストレスがかかっているときに生理が乱れたという経験はないでしょうか。そんな時は視床下部がダメージを受けて性ホルモンのバランスが乱れている可能性があります。性ホルモンの乱れにより肌荒れは起きやすくなります。特にニキビは男性ホルモンが優位の状況でできやすいです。

ストレスに強くなり、ニキビ・肌荒れを予防するには?

ストレスがなかなか避けられないのだとしたら、ストレスに強い体を作ることが大切です。それには栄養素がとても大切。もちろん良く睡眠をとるとか規則正しい生活を心掛けるというのも大切です。ストレス発散に遊んだり買い物したりすることも大切でしょう。しかし、お金阿字観がかかりますよね。それよりもまずはストレスに強い体の土台をつくることを意識する方が早いと思います。

ストレスに強くなりニキビ・肌荒れを予防する栄養素

たんぱく質、パントテン酸、ビタミンC

ストレスに対抗するために、人間の体は副腎から副腎皮質ホルモンを分泌するという話をしました。副腎皮質ホルモンが分泌されるには十分なたんぱく質・パントテン酸・ビタミンCが必要です。これらの栄養素が欠けると副腎皮質ホルモンは作られなくなってしまいます。パントテン酸はビタミンB群の一種です。抗ストレスビタミンとも呼ばれています。レバーやアボカド、納豆、たらこなどに多く含まれています。

ナイアシン

ナイアシンとはビタミンB3のことです。ナイアシンは様々な効果があるビタミンですが、ストレスに対しても効果的だといわれています。ストックホルムのナイアシンのストレスに対する研究があります。興奮、恐怖や喜びなどといった感情を抱きストレスがかかるとアドレナリンにより脂肪酸が放出されるのですが、ナイアシンを投与すると脂肪酸の血中濃度が上がらなかったそうです。

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ニキビ・肌荒れに効く栄養素

普段から肌を健康で強い状態に保っておくと、ストレスがかかった時にもニキビなどの肌荒れは起きにくくなります。強い肌を作るにはやはり栄養が大切。肌も栄養でできていますから。

たんぱく質

何と言っても肌の材料となるのがたんぱく質です。たんぱく質の摂取が不十分だと脆弱なトラブルの起きやすい肌になってしまいます。つまりニキビが出やすくなり肌荒れしやすくなります。たんぱく質はお肉・卵・魚などに多く含まれています。豆腐など植物性のたんぱく質はヘルシーなイメージが定着していますが、たんぱく質としては肉や卵などの動物性のものに比べると劣ります。日本人の女性は圧倒的に肉を食べる量が少ないのでお肉をよく食べるようにした方がいいでしょう。

ビタミンB6

ビタミンB6は肌が作られるときに補助的な役割をしているビタミンです。これが不足するとアミノ酸を皮膚に作り替えることができず肌が脆弱になってしまいます。その結果、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。ビタミンB群は相補的に働いており、総合的に摂取することがおすすめです。

ビタミンE

女性ホルモンのバランスを保つ作用もあり、ストレスによるホルモンバランスの崩れを予防してくれる効果が期待できます。ストレスでホルモンのバランスが崩れることでニキビができやすくなり肌荒れしやすくなります。さらにビタミンEは細胞膜に入り込んでさび取りをしてくれるという抗酸化作用も強くアンチエイジングのビタミンの代表的存在でもあります。

ビタミンC

何度も出てくるビタミンC。それだけ様々な効果があるということです。特に美肌には欠かせないビタミンでどれか一つだけ選ぶのであれば私ならビタミンCを選びます。コラーゲン産生にはビタミンCは不可欠です。そのほか抗酸化作用、美白作用、皮脂コントロール作用もありニキビや肌荒れ予防には欠かせません。食品からだけで摂取するのは

亜鉛

亜鉛がニキビや肌荒れを予防するのに必要だということはあまり知られていないのが実情ではないでしょうか。亜鉛は細胞が分裂するときに必要なミネラルです。細胞分裂することで皮膚の正常なターンオーバーが行われますが、亜鉛が不足していてはターンオーバーがうまくいかずニキビや肌荒れがしやすくなってしまいます。そして多くの人は亜鉛不足があります。赤み肉や牡蠣、ウナギなどに多く含まれます。

亜鉛と同様に、鉄も美肌には必要不可欠なミネラルというのはあまり知られていないようです。鉄というと貧血のイメージが強いですよね。実は鉄はビタミンCといっしょにコラーゲンの生成にかかわっています。ニキビができやすい、湿疹ができやすいなどの肌荒れに悩んでいる人は鉄不足の可能性があります。多くの日本人女性は鉄不足です。アメリカなど諸外国では国策として鉄を小麦などの食品に添加することで鉄不足の対策をしているため鉄不足は少ないのですが、日本はそのような対策がされていません。鉄に関心が薄い国なのです。本来鉄不足は「フェリチン」という貯蔵鉄が一つの指標ですが、貧血でもない限りフェリチンをはかってくれる医療機関は少ないのが現状。しかし鉄を補うのであれば過剰症の問題もあるためフェリチンを図りながら摂取するのがベストです。それができないけど、鉄サプリを飲みたいならば「ヘム鉄」は過剰症が起きにくくておすすめです。

まとめ

ストレスによりニキビなどの肌荒れが起きるのはよくあることです。私もストレスで肌トラブルは良く起きていました。ストレスに強い体づくりと、健康で強い肌を作っておけば、いざストレスがかかった時も肌荒れは起きにくくなります。適切に栄養を摂取して内側から強い体を作りましょう。もちろん適切な睡眠、運動、リラックスする時間も大切です。ストレスがかかりすぎないように自分の体の声を聴いて対処するのも大切なことです。

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ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪