生理前後のひどい肌荒れ…。女医の対策とは?

生理前後にカラダやココロの不調を訴える女性はとても多いです。多かれ少なかれ、ほとんどの女性が何らかの不調があるといってもいいかもしれません。特に生理前後の肌荒れは多くの女性が経験したことがあるのではないでしょうか?お肌は健康のバロメーターの一つでもあり、ひどい肌荒れがある場合、体の不調のサインかもしれません。今日は生理前後の肌荒れ対策についてお伝えします♪

生理前後のひどい肌荒れ!まずやるべき対策とは?

ニキビなどのひどい肌荒れの時に、あなたはどんな対策をとっていますか?基礎化粧品を見直してオーガニックに変えてみるとか、保湿をたっぷりしたりパックなどのスペシャルケアをしたり、睡眠を多めにとったり…。これらは確かに大切なことかもしれません。

しかしこれらのケアは外側からのケアでしかありません。肌は内側から外に向かって細胞分裂をしていきながら置き換わっていくものです。どんなに外側からきれいにしようと頑張っても限界があります。大切なのは内側から変えるということです。

内側から肌を変えるにはどうしたらいいか。それは栄養がとても重要な要素です。自分の体は自分が取り込んだ栄養からできているからです。肌を作るのも自分が口にしたものからです。そして特記すべきことは多くの女性が「栄養不足」ということ。栄養不足の影響はカラダやココロに出ます。それがどこに出るかは個人差があります。肌荒れしやすい人は肌に影響が出やすい人といえるでしょう。

鉄・たんぱく質は足りている?

生理前後の肌荒れがひどい人は、まずは鉄・たんぱく質の不足がないか見直した方がいいでしょう。生理関連のトラブルやPMSがある女性は鉄・たんぱく質が不足していることが多々あります。生理で毎月血液が失われますが、その際鉄・たんぱく質が多く失われます。

鉄・たんぱく質は体の土台といってもいいでしょう。まずはこの栄養素の充足を心掛けるのがおすすめです。

鉄・たんぱく質は美肌には欠かせない栄養素です。たんぱく質は肌の材料であるため不足していては肌荒れが起きやすくなってしまいます。そして、肌へのたんぱく質供給は後回しにされがちで、体内で優先的に使われる傾向があります。つまりひどい肌荒れしやすい肌が弱い体質の人はよほどたんぱく質の摂取を心掛けない限り不足となってしまうということ。

そして鉄。鉄は身体の様々な代謝にかかわる重要なミネラルですが、美肌にも深く関係しています。コラーゲン生成というとビタミンCのイメージが強いのですが、実はビタミンCだけではなく鉄も必要です。ひどい肌荒れが起きやすい、ニキビができやすい、湿疹ができやすいなど肌トラブルが多い人は鉄不足が背景にあるかもしれません。

生理前後の肌荒れ対策はホルモンバランスが鍵!

鉄・たんぱく質の土台を作ったうえで、ひどい肌荒れ対策はホルモンバランスを整えることです。

生理周期はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの働きによってコントロールされています。女性ホルモンはストレス、睡眠不足、栄養不足、加齢など様々な要因で乱れやすく、バランスが崩れやすいです。この女性ホルモンは栄養によってある程度コントロールができます。女性ホルモンをコントロールし、ホルモンバランスを整えて肌荒れを解消する栄養についてお伝えします。

女性ホルモンをコントロール!のための栄養素

コレステロール

コレステロールは体に悪いという印象が強く、コレステロールを控えているという女性も多いことと思います。実はコレステロールが体に悪いという考えそのものが間違っています。コレステロールを食べても体のコレステロール値の上昇とは実は関係ないのです。コレステロールを食べたときにどれだけ吸収されるか、どれだけ体内で作られるか、厳密に管理されているのです。コレステロールが多く含まれる食べ物に「卵」があります。卵は今までは1日1個まで、ということになっていました。ところが卵をたくさん食べてもコレステロール値の上昇は見られないことが分かったのです。今では厚生労働省も卵の制限を撤廃しています。

さらにコレステロールは人間の体内でさまざまな役割を果たしている重要な物質です。細胞膜の構成要素であり、女性ホルモンの原料でもあります。そもそも材料のコレステロールが不足していては女性ホルモンのバランスはとれません。若い女性はコレステロールが低い人が多い印象があります。おそらくダイエットなどで脂質が不足してしまうためでしょう。コレステロールは少し高めのほうが長生きというデータもあります。コレステロール値が低すぎないか見直してみましょう。

ビタミンE

女性ホルモンのバランスというものを考慮したときに外せないのがビタミンEです。ビタミンEは妊娠のビタミンといわれるくらい女性ホルモンに深く関与しています。生理関係の悩みを持つ人や不妊症、更年期など女性特有の悩み対策にはテキメンのビタミンです。アンチエイジング効果も抜群で美肌効果もあり、生理前後にひどい肌荒れをする人にとっておすすめです。

コレステロールは女性ホルモンの原料になると上述しましたが、コレステロールが女性ホルモンに変換するときにビタミンEが必要なのです。ビタミンEの不足があっては性ホルモンの正常な産生はあり得ないということです。私はビタミンEのサプリメントを飲み始めてからひどい生理痛から解放されました。

さらにビタミンEには強い抗酸化作用があります。細胞膜の錆とりをしてくれる作用があり、女性ホルモンの働きを助けてくれます。そしてビタミンEは血流をよくいてくれるビタミンでもあります。冷え性の改善にも効果が期待できます。

ビタミンEが多く含まれる食材はアボカド、アーモンド、落花生など。サプリメントを飲むことに抵抗がある人は対策としてこれらの食材を日々食べるように心がけるといいでしょう。

ビタミンC・パントテン酸

女性ホルモンのバランスに欠かせないのはストレス対策です。ストレスは健康に強く影響を及ぼします。繊細な女性ホルモンも強くストレスの影響を受けてしまいます。ストレスが強くかかると生理周期が乱れたり、ひどいときには生理が止まってしまったりということもありますよね。それだけストレスの影響を受けやすい女性ホルモン。ストレスをなくせればベストですが、現代社会で普通に生活している限りそれは困難でしょう。

対策としてはストレスに強い体をつくることが大切です。

ストレスがかかった時に体はそれに対抗しようと副腎という臓器から副腎皮質ホルモンを分泌します。その副腎皮質ホルモンの材料がたんぱく質とビタミンC、パントテン酸です。

反対にこのたんぱく質・ビタミンC・パントテン酸はストレスにより激しく消耗されてしまいます。ちなみにパントテン酸はアボカド・ウナギ・レバー・納豆などに多く含まれます。ビタミンCは食品から十分量を摂るのは至難の業なのでサプリメントでの補給をお勧めします。

これらの栄養素を日ごろからしっかり補給してストレス対策し、女性ホルモンのバランスを保ちたいものです★

まとめ

生理前後の肌荒れがひどいという人は栄養不足の可能性があります。実際に多くの若い女性は栄養不足です。まずは基本の鉄・たんぱく質をしっかり満たしましょう。そのうえで女性ホルモンを整えるためのビタミンをしっかり補給することがおすすめです。

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ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪