産後の肌荒れ~顔のかゆみの原因と対策とは?

産後は肌荒れ・肌トラブルがとても多いものです。私自身、産後はしばらく顔や全身のかゆみ、原因不明の湿疹に悩まされていました。皮膚科を受診しても原因は不明。抗ヒスタミン薬を出されて終わりでした。しかし、独学で始めた栄養療法でかゆみや湿疹を克服し抗ヒスタミン薬を辞めることができました。あなたも栄養を見直せば産後の顔のかゆみから解放されるかもしれません!

私が産後の湿疹・かゆみを克服した話

私は産後10日くらいの時に突然腕や足にかゆみがでて、湿疹が出るようになりました。突然の蕁麻疹です。足の裏にも湿疹・かゆみが出て歩くのも苦痛でした。顔にも出てくると、人と会うのもおっくう。育児が忙しい中、かゆみに耐え切れず皮膚科を受診したけれど、原因は特定できず。というより皮膚科の先生も特定するのは難しいからと鼻からあきらめているような感じでした。特にアレルギー検査などもしませんでした。

処方された抗ヒスタミン薬はなかなか効果が出ず、2種類くらいを飲んでようやくかゆみが収まりました。しかし、そろそろ抗ヒスタミン薬を辞めてみようと思うと、すぐにかゆみが再発。慢性蕁麻疹は経過が長いことも多々ありと聞き、へこんでいました。

私はもともと産前からMEC食など栄養療法に個人的に取り組んでいた経緯もあり、栄養関連の文献を読んでいるときにビタミンB群の大量津代がアレルギーに効果があるという記載を読み、さっそく試してみたのです。その後、鉄の補正やナイアシンの追加。ビタミンCの大量投与などにより、悩まされていたかゆみや湿疹から解放されました。それだけではなく、肌が今までになくすべすべになり調子が良くなっていったのです!

産後の肌荒れ・かゆみの原因は?

産後は様々な肌トラブルが起きやすいです。その理由の一つはお母さんの栄養不足です。妊娠中・産後の授乳を通して、母親の栄養は子供に優先的に移行します。特に鉄などのミネラルは出産により、母体から大幅に減ってしまいます。それが産後もなかなか回復しないのです。産後に女性は急速に老け込んでしまうのは栄養不足が関連しているでしょう。肌は栄養状態をとてもよく反映します。肌荒れが収まらない人は栄養を見直してみることをおすすめします。

産後の肌荒れ かゆみの原因 乾燥

乾燥などの肌荒れがあると顔がかゆみがでてきます。肌の乾燥対策にまず重要な栄養素はたんぱく質です。たんぱく質は肌の原料であるため、不足があると肌荒れします。産後の女性はたんぱく質不足が著しいです。赤ちゃんも成長のために大量のたんぱく質を要求するため、母体の分は不足します。授乳中もしかりです。

日本のお母さんへの栄養指導はお米・魚・野菜中心です。正直これではたんぱく質不足です。肉・卵などの動物性たんぱく質は毎日とった方がいいでしょう。

たんぱく質は肌を乾燥から防ぐ天然保湿因子の原料でもあり、細胞間脂質や皮脂膜の構成成分です。乾燥が日系にある顔のかゆみには、たんぱく質の摂取をまずは増やしてみるのが良いでしょう。

その他、肌の細胞の分裂や分化に関係しているビタミンAや亜鉛も欠かせません。これらも不足しがちなので、積極的に摂る必要があります。

ビタミンAは豚レバー・鶏レバー・卵・バターなどに多く含まれています。

亜鉛は赤み肉・牡蠣などに多く含まれています。

たんぱく質・ビタミンA・亜鉛を補給するのには毎日肉・卵を食べるといいでしょう。肌荒れが改善するまではサプリメントなどで補給するのも手ですね。私自身はビタミンAも亜鉛もサプリメントで補給しています。

産後の肌荒れ かゆみの原因 アレルギー

私は産後に今まで使っていて問題がなかった化粧品に対してアレルギー反応が出るようになりました。もしかすると顔のかゆみの原因も今まで使っていた化粧品などに反応している可能性があります。

その他、花粉やハウスダストなど何らかのアレルギーがあるのかもしれません。この場合はできるだけアレルギーの原因となるものを避けるのがまずは大切です。とはいっても避けきれない場合もあるでしょう。栄養改善することである程度アレルギーを緩和することができます。アレルギーに対して効果的な栄養素についてです。

アレルギーのかゆみにはヒスタミンという物質が深く関与しています。ヒスタミンに対して作用するビタミンはナイアシンです。ナイアシンには肥満細胞内に貯蓄されているヒスタミンを放出する作用があり、日ごろからナイアシンを摂っているとヒスタミンの貯蔵量が減りアレルギーを起こしにくくなります。オーソモレキュラーの本にもナイアシンはアレルギーを緩和するとあります。ナイアシンフラッシュはヒスタミンフラッシュ?

その他、ビタミンCもヒスタミンを打ち消す作用があり、かゆみに対して効果が期待できます。ビタミンCはコラーゲンの生成を促したり、活性酸素を除去したりする作用もあり、肌荒れに対して飲んでいて全く損はないです。ビタミンCはストレスがかかると大量に消費されてしまうので、ストレス下に置かれているときは意識的に摂取する必要があります。産後の女性は育児など心身ともにストレスが強い状況ですので、ビタミンCの積極的摂取がおすすめです。

鉄欠乏の人もアレルギーによるかゆみが起こりやすいです。産後の女性は殆どが鉄欠乏だと思った方がいいでしょう。出産で失われる鉄は多大で、産後もなかなか回復しません。特に鉄の補給源であるお肉を食べる量の少ない日本人女性は鉄不足が深刻です。鉄が不足すると様々な肌荒れが起きてしまいます。

産後の肌荒れ・顔のかゆみに対するスキンケア

産後の敏感になっている肌にはシンプルなケアがおすすめです。産後は敏感な状態で今まで顔に塗っても大丈夫だった化粧品もかぶれることもあります。そのような観点からはできる限り何も塗らない方がいいのですが、乾燥が気になる場合はワセリンなど肌に浸透しないもので顔を保湿した方がいいでしょう。

肌荒れの時に顔に化粧品を使うと余計に荒れたりアレルギーを起こしたりします。

洗顔もシンプルがベストです。クレンジング剤は肌にとても刺激になるので使わないに越したことはありません。できるだけ石けんで落ちる化粧品を使うことをお勧めします。

産後の肌荒れに効く栄養素

美肌のために欠かせない栄養素について解説します。産後の女性は殆どこれらのすべてが不足している可能性が高く積極的に摂取しましょう。

  • たんぱく質→肌の材料。まずは何よりたんぱく質。肉・卵・チーズ・魚などを食べましょう。
  • ビタミンC→美肌には欠かせないビタミン。コラーゲン産生を促します。
  • ビタミンB→肌の代謝に不可欠なビタミンです。
  • ビタミンE→アンチエイジングのビタミンといったら真っ先にこれ。女性ホルモンを整える作用もあり美肌には不可欠です。
  • ビタミンA→肌細胞の分化に関与し肌の修復に重要なビタミンです。
  • 亜鉛→肌細胞の分裂に関与しています。アレルギーの予防にも。
  • 鉄→産後の女性は必ずと言っていいほど鉄不足と心得てください。鉄はビタミンCとともにコラーゲン産生にかかわっており、鉄の不足が肌荒れの原因である可能性があります。お肉の赤みやレバーなどを食べましょう。

まとめ

産後の女性は栄養不足が必ずあるといってもいいくらいで、そこに育児ストレスが加わり、顔のかゆみなど肌荒れはもちろん、様々な体調不良をきたしやすいです。肌は健康のバロメーターです。肌荒れしているときはしっかり栄養を取って体をいたわってあげてください。

こちらの記事もおすすめです→その不調、貧血かも!日本人の女性のほとんどは「隠れ貧血」。

ナイアシンフラッシュはヒスタミンフラッシュ?

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪