痛い首のしこりニキビ!皮膚科の治療方法は?

首ニキビは厄介ですよね。特にしこりニキビは痛くて治りにくいです。首はニキビの好発部位で、首ニキビに悩む人も多いです。フェイスラインの延長上にある首ニキビはホルモンのバランスが関与している可能性が高いですが、うなじや背中の延長線上にある首のニキビができやすい人は体質的な要因が大きい可能性が高いです。体質からくるニキビには皮膚科の治療だけではなく、内側から体質改善が必要です。

首のしこりニキビの原因は?

ニキビのできるメカニズムは

  1. 皮脂分泌増加
  2. 細菌感染
  3. 角質の詰まり
  4. 炎症

です。これらのメカニズムは食事や睡眠などの生活習慣やストレスなど様々な要因が関連しています。首は外気に触れている場所なので、様々刺激を受けやすい場所です。またシャンプーなどのすすぎ残しが原因になっている場合もあります。まずはこのような生活習慣を見直してみた方が良いでしょう。そのうえで治らないのであれば皮膚科を受診するのも手です。しかし一番重要なのは内側から体質改善してニキビのできにくい体質になることです。→治りにくい首ニキビの原因と治し方は?

首の痛いニキビ。皮膚科での治療は?

皮膚科での一般的な保険治療は塗り薬と飲み薬によるものです。

外用薬

ダラシンゲル

皮膚科でニキビに対して良く処方される塗り薬です。アクネ菌に対して効果を発揮する抗生剤です。半透明なゲル状で、伸びがよく塗りやすいです。抗生剤のお薬なので、次第に効きにくくなる「耐性菌」の問題や、肌のバリア機能にとって不可欠な細菌叢を乱してしまうデメリットがあります。長期の連用は避けるべきです。

アクアチム

アクアチムもダラシン同様に細菌を殺す抗生剤の塗り薬です。やはりこのお薬も耐性菌や細菌叢を乱してしまうことが問題です。ダラシン同様、長期使用は避けましょう。

ディフェリンゲル

主成分が「アバタレン」のビタミンA誘導体のお薬です。ピーリング作用で余分な角質を取り除き皮脂分泌抑制作用によりニキビを治療します。

副作用は皮膚の赤みやヒリヒリ感で、私もこのお薬を使ったときはヒリヒリして皮膚剥離が見られました。しばらく使い続けていると落ち着いてくることが多いです。

このお薬が日本で認可されてだいぶ日本のニキビ治療も変わったものだと思います。それまでの治療は抗生剤がメインでしたから…。ひどいものです。

ベピオゲル

「過酸化ベンゾイル」が主成分の塗り薬です。殺菌作用によりアクネ菌に作用し、ピーリング作用で古い角質を除去し毛穴を詰まりにくくし、首ニキビを改善させます。副作用は皮膚の赤みやかゆみ、乾燥などで、4割とかなり高頻度に出現します。

非常に強い漂白作用があり、首ニキビに使うときは衣服につかないように注意しなくてはいけません。

内服薬

ビタミン剤

ビタメジンやシナールなどビタミンB群やビタミンCが皮膚科で処方されることがあります。これらのビタミンは皮膚の代謝には不可欠なので飲むに越したことはありません。主代飲むべきです。これらビタミンは皮膚科医の処方でなくてもドラッグストアなどで購入することができます。首ニキビを良くしたいならば飲むことをお勧めします。

美容皮膚科での治療

首のしこりニキビは難治の可能性があります。皮膚科の保険治療では痛い首ニキビに対して効果が出にくいことが多々あります。その場合は美容皮膚科などの保険外治療を検討するのも手です。しかし高いですが…。私が首ニキビに対して受けたことのある美容皮膚科の治療を一部ご紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは皮膚に薬品を塗って皮膚をはがす事で効果を得る治療で、保険外で美容皮膚科などで受けることができます。ケミカルピーリングで使用する薬剤はグリコール酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸などがあげられます。薬品の濃度を変えたり数種類組み合わせたりして使用されます。グリコール酸が最もマイルドで日本人の肌に合うので、よく使われています。

皮膚をはがす治療方法なので赤み・ヒリヒリなどの副作用がでることがあります。敏感肌の人には向いていません。

ケミカルピーリングはニキビ、シミ、小じわなどに効果的です。

ニキビは皮脂が毛穴に詰まり細菌が感染して炎症が起きることでできます。首ニキビも同様です。ケミカルピーリングをすることで毛穴を閉塞させている角質を除去し詰まった毛穴を開通させることで首ニキビを改善させます。また首ニキビができにくい肌の状態になります。

ニキビの色素沈着などの後にも効果が期待で来ます。ピーリングすることでターンオーバーを促し新しい皮膚の再生を促すからです。

ケミカルピーリングの後2-3日は乾燥しやすい状態なので保湿が必要です。日焼け止めや日傘などで紫外線も避けなければいけません。ピーリングした直後からメイクは可能です。肌がさっぱりしつるつるになり色も明るくなります。

2週間から4週間に1回程度受けるのが効果的です。私が受けたときは半年くらいでだいぶニキビ肌が改善しました。しかし、やりすぎると肌が過敏になってしまう可能性があります。私自身は敏感肌になりました…。また、ピーリングを中止するとしばらくしてまた首ニキビが再発してしまうため、根本的な解決にはならなかったです。

ケミカルピーリングは受けるのであれば実績があるきちんとした美容皮膚科で受けることをお勧めします。

PDT

PDTとは「Photo Dynamic Therapy」(フォトダイナミックセラピー)の略で、日本語に訳すと「光線力学療法」にあたります。 光に対して反応する物質と光線を組み合わせて行うニキビ専門の治療法のことです。皮脂腺に取り込まれる物質を内服し、その物質と反応する光線を照射して皮脂腺を破壊しニキビ菌を殺します。オイリースキンにも有効です。

首や背中、胸部、お尻など体の重症度の高いニキビに対しても治療を受けることができます。

私も首のニキビに対して美容皮膚科で受けたことがあります。費用が高いのがかなりしんどかったです。あとは副作用が辛すぎて続けることができませんでした。私の場合はかなり光線量が低い設定にもかかわらず過敏に肌が反応してしまい、赤く腫れあがったのちそのまま皮膚が黒ずんでしまい、一時的に首ニキビが良くなっても決して美肌にはなれませんでした。黒ずんだ赤ら顔、敏感肌…。ニキビがなければいいというものではありません。この治療があっていたとしても結局のところ継続し続けなくてはいけず、根本的な解決にはなりません。

アキュテイン

首にしこりニキビができる人は、ニキビの重症度が高く、様々な治療に反応しない可能性があります。このアキュテインは最重症ニキビに使われるお薬で、もちろん保険外です。一部の美容皮膚科などで処方を受けることができます。このアキュテインは首を含めた全身のニキビに対して劇的に効果があります。ニキビが良くなるだけではなく、肌がつるつるになります。問題は副作用です。代表的な副作用が催奇形性といって、妊婦が内服すると貴兄の赤ちゃんになる可能性が出てくるということ。内服中断後もしばらくはこの薬の成分が体内に残るため、中止後1年間は避妊が必要です。

まとめ

痛い首しこりニキビ 皮膚科

まずは生活習慣やシャンプーの仕方を見直し、それでも首のしこりニキビが良くならない場合には皮膚科を受診するのも手です。首のニキビは皮膚科では治らないことも多々あり、その場合は美容皮膚科の保険外治療の選択肢もあります。問題は費用が高いこと…。私の一番おすすめは内側からの体質改善です。過去記事も参考にしてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪