MEC食で便秘になったときの解消方法は?

MEC食を開始して便秘が良くなる人もいれば、逆に便秘になる人もいます。私はMEC食で便秘にはならず、むしろ快調です。一方私の友人の医師は便秘になったといっていました。どうして便秘になるのか、解消方法は?そもそも快調な排便とは?MEC食と便秘の事について渡辺先生の本からの情報や私の考え・対処法をまとめました。

MEC食で便秘が良くなることが多い

私がMEC食を始めて1年半がたちました。最近MEC食は私の周りでもすごい勢いで広がっています!

私がMEC食おすすめ~と言いまくっているからでしょう。

私の両親や兄弟はもちろん、医師の友人や同僚にも広がっていて、みんなでMEC食をしている感じ!

一人でMEC食をはじめた時は試行錯誤で孤独感もありましたが、仲間が増えることで楽しく継続しやすくなっています。

また私の影響でMEC食をはじめた人が、さらにその友人家族などにMEC食を広めるという現象がおきています。拡散力、すごいです。

そして医師の影響力のつよさを感じます。私の周りのMEC食実践者は医師が多いですが、「医師が言うので説得力がある」という感じでMEC食が広がっていっているようです。

MEC食が広がりを見せる中、MEC食と便秘に関して聞かれることが増えてきました。

MEC食で「便秘が良くなった」という人もいれば、「便秘になった」人もいるのです。

MEC食の提唱者である渡辺先生の本によると、渡辺先生は外来患者の多くはMEC食により便秘が解消したと述べています。

渡辺先生の外来患者は肥満者が多くほとんどの人に便秘があるそうです。その患者たちはMEC食を続けているうちにいつの間にか便秘が解消されているとのこと。

私の周りでも便秘が良くなる人のほうが多い印象です。

MEC食で便秘なる?

MEC食の初期のトラブルで便秘が多いのも事実です。最近もMEC食を始めたばかりの医師の同僚が「便秘になった」と言っていましたね。

それ、本当に便秘?

まず、便秘を訴えるけど実は便秘ではないことも多々あります。日々診療していると「毎日排便がないといけない」と思い込んでいる人が結構いることに気が付きます。

毎日排便がないと便秘でしょうか?

こたえはNoです。

便秘を明確に定義するのは実は難しいです。日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。

何日間出ていない、ではなく「苦痛があるか」「残便感があるか」が重要です。

食物繊維が便秘を作る?!

一般的には便秘の解消には食物繊維が重要とされています。これは間違いです。

食物繊維は消化できません。ですので食物繊維を沢山摂ると便秘になります。女性はサラダなど繊維が多いものが大好きで、便秘になりやすい傾向があります。便秘を解消しようとさらに食物繊維を摂り、ますます便秘は悪化してしまいます。

食物繊維は消化できないため、便秘にならなくても便が大きくなります。大きな便を出すことが快便と勘違いされることがあります。

MEC食では食物繊維の摂りすぎは推奨されません。よってMEC食で肉などの消化に良いものを摂取すると、便の量自体が少なくなります。回数も減ることが多々あります。

よってMEC食により便の量が少なくなる・回数が減ることは自然なことなのですがそれを便秘と勘違いされることがあります。

どうでしょう。あなたは本当に便秘でしょうか?MEC食により便の性状が変わっただけかもしれませんよ。

便秘の解消方法

それでもやはり「便秘だ!」という人のために、どうしたら便秘が解消できるか、まとめてみます。

食物繊維を摂りすぎない

上述のように食物繊維の摂りすぎはかえって便秘を招いてしまいます。肉・卵・チーズは食べてるけど、相変わらず野菜もたくさん取ると便秘は解消されないかもしれません。

もしくは、MEC食により便の性状が変わったけど、以前のような大きな便をするほうが爽快でよい!という方はある程度、食物繊維を摂ったほうがいいでしょう。食物繊維により便は大きくなるので。これは好みの問題でしょう。

「カムカム」してる?

MEC食では「30回噛む」がルールの一つですが、実際はなかなかこの「カムカム」をできない人が多いものです。

渡辺先生は著書の中で「早食いと肥満の人はほとんどが便秘」と述べています。早食いの人はほとんど噛んでいません。飲み込むように食べています。

MEC食の基本に立ち返りしっかりカムカムしてゆっくり食べるようにすると便秘が良くなる可能性があります。

「カムカム」は小顔効果やダイエット効果など様々な効果が期待できるので、MEC食をしていない人も是非「カムカム」だけでも実践することをおすすめします。

とはいえ、私も実はカムカムが苦手だったりします。偉そうなことは言えませんね…。

脂質摂取を強化!

脂質つまり油は便秘解消効果抜群です。脂質は不必要な分は体内に吸収されません。排泄されるわけです。すると便もつるっと出やすくなります。

脂質はいままで散々悪もの扱いされ、健康を害するものとされてきました。

本当は脂質とは十分量摂取しなくてはいけない、健康を維持するには不可欠な栄養素です。

それを私たちは「油は悪いもの」と長年刷り込まれてきているので、なかなかその考えを代えられない場合があります。

MEC食は基本的に高脂質ですが、「長年の刷り込み」のせいで、お肉の脂身を外したり、脂分の少ない肉ばかり選んで食べたりとどうしても「脂質を控えて」しまう人がいます。

便秘が心配の方は、脂質を今以上に積極的にとることを心掛けてみてはいかがでしょうか。

脂肪を食べても太らないので大丈夫です。どんどん食べましょう。

ただし良質の油を摂るように心がけてくださいね。

良質の油とはバターやラード、お肉の脂身など。マーガリンやサラダ油は控えるようにしましょう。

バターコーヒーやラード入りみそ汁など簡単に脂質摂取ができておすすめです!

腸内細菌叢を整える

これはMEC食にはない考え方です。MEC食では腸内細菌叢は基本的に重視されていません。MEC食ファンの方には腸内細菌叢などという話は邪道と言われちゃうかもしれませんね。

ただ私は個人的に腸内細菌叢を重視しています。というのも私の体験としても乳酸菌のサプリメントによりお通じが良くなった経験があるからです。私が今飲んでいる乳酸菌サプリは「乳酸菌革命」というサプリです。

実際便秘の治療でもビオフェルミン等腸内細菌叢を整えるお薬が出されるのは一般的です。私もよく処方します。

腸内細菌叢は便秘だけではなく、お肌にも重要です。私がそもそも乳酸菌サプリを飲んでいるのは肌のためです。乳酸菌により肌がしっとりする感じがあります。ほかのビタミンサプリメントと相乗効果をなし、肌をいい状態にしてくれます。お通じの改善は副次的なものでした。

ヒトは細菌たちと共生しています。腸にも肌にも細菌叢が存在します。健康には良い細菌叢を保つことが欠かせないのです。

乳酸菌などを摂取しなくても、MEC食を続けることで次第に腸内細菌叢は変化していくでしょう。食べるものが変われば腸内細菌叢も変わるはずです。

よってMEC食を始めてすぐは便秘でも腸内細菌叢が整ってくると自然に便秘は解消されるかもしれませんね。

まとめ

MEC食 便秘

・MEC食で便秘が解消する人が多い。

・なかにはMEC食で便秘になる人もいる

・MEC食により食物繊維が減り便の性状が変わる

・便秘の解消には食物繊維の摂りすぎはないか、脂質不足はないか、カムカムできているか見直そう。個人的には乳酸菌などで腸内細菌叢を整えることもおすすめ。

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪