ナイアシンフラッシュの危険性とは?

ほぼ毎日のようにナイアシンフラッシュが起きている肉食医師です。こんなに毎日フラッシュしていて危険性は?フラッシュやナイアシンの危険性についてまとめました。実は、私自身もフラッシュが続いたことである困った変化が起こっています。その変化についても書きました。

ナイアシンフラッシュは危険?!~危険性について調べてみた

初めてフラッシュを経験すると、本当に安全なのか危険性はないのか気になりますよね。

Facebookではナイアシンフラッシュは何らかの危険性があると訴えている医療人を見かけたことがあります。

そのような発言を医療者がしていると、ナイアシンを飲み続けていいのか不安になる人もいるのではないでしょうか。

フラッシュの危険性について調べてみました。

<厚生労働省の見解>

厚生労働省のページより引用

“ニコチン酸摂取による軽度の皮膚発赤作用は一過性のものであり、健康上、悪影響を及ぼ

すものではないことから、耐容上限量を設定する指標とはしなかった。”

とかかれています。

ニコチン酸=ナイアシンで、皮膚発赤作用=フラッシュのことと思われます

“健康上、悪影響を及ぼすものではない”と明記していますね。大体「安全は確立されていない」とか書かれることが多いなかが、お堅い労省でさえもこのように明記しているので危険性は相当低いのではないかと思いますがいかがでしょうか。

<ナイアシンの権威、エイブラム・ホッファーの見解>

Orthomolecular Medicine For Everyoneより引用

“The flush is not harmful、(フラッシュに危険性はない)”

“Vitamin B3 is a remarkably safe therapeutic substance, even when taken with no medical supervision.(医療者の管理下で内服しなくても、ビタミンB3はとても安全な治療的物質である”

ホッファーもフラッシュに危険性はないと明記していますね!

何十年にもわたりホッファーはナイアシンで治療を行ってきました。そんなホッファーが危険性はないと明記しているので、やはり安全性は高いと考えています。

フラッシュ後に私に起きた困った変化とは~やっぱり危険性はゼロじゃない?

ナイアシンを飲み始めて1か月目くらいから、フラッシュの時に皮膚に局所的に湿疹が出るようになりました。

始めは首に出て1か月くらい続きました。それがフラッシュのたびに、首だけに湿疹が出て痒くなるのです。1か月くらいすると首の湿疹は出なくなりましたが、今度は左の二の腕に同じような湿疹が出るようになりました。

そして次はふくらはぎ。次は大腿…。という風に順次場所を変えて湿疹が出ます。それがすごーく痒いんですよ。

この症状は一体何なんなのでしょうか。ホッファーの本にもそのような局所的な湿疹について記載が見つかりません。

危険性は?今後も続くのか?わかりません。

ただ、私はこの湿疹はある種のデトックス反応ではないかと解釈しています。つまり好転反応。

(これはあくまで私の勝手な見解です)

この症状が治まるころには、良い身体の変化が起きているのではないか、と期待しています。

ナイアシンの危険性。肝機能障害がおきる?!

ナイアシンと肝機能障害についてはしばしば語られることです。私も肝機能障害については気になっていましたが、直近の血液検査で問題はなかったです。よかった。

ナイアシンの危険性について、しばしば肝機能障害が挙げられます。このことに関してエイブラム・ホッファーは次のように述べています。(参考:Orthomolecular Medicine For Everyone)

・血液検査上で肝機能障害(GOT,GPTの上昇)がみられることがある。

・ナイアシン3g以上内服している人たちの肝生検が行われた。電子顕微鏡では肝機能異常は見つからなかった。

・つまり実際には肝機能の問題はなくても血液検査場でGOT,GPTが上昇していることがあると考えられる。

・ナイアシンを少量から開始し、緩徐に増量すればGOT,GPT上昇の危険性は予防できる。

 

ホッファーは血液検査上の肝機能障害は見かけ上のものであると考えていたのですね。

実際のところ健康診断等で肝機能障害と出てしまうと厄介ですし、本当の肝機能障害かナイアシンによるものかわからなくなってしまいます。

やはり、ナイアシンは少量から開始し、増量は急がないほうがよさそうですね。

ナイアシンの危険性。吐き気・嘔吐が起きる?!

ナイアシンまたはナイアシンアミドの内服量が多すぎると吐き気や嘔吐が起きることがあります。この吐き気・嘔吐の危険性はナイアシンもしくはナイアシンアミドを飲んですぐにではなく、数日後に現れます。

始めは軽い吐き気が起き次第にひどくなり、ナイアシンやナイアシンアミドを減量しなければ嘔吐に至ります。嘔吐により脱水の危険性があります。その危険性を避けるため、こまめな水分摂取が望ましいです。

子供だと「吐き気」を何と表現していいかわからず、食欲が減るという形で症状が現れる可能性があります。

吐き気が起きたら、ナイアシンもしくはナイアシナミドの減量が望ましいでしょう。問題は減量することによりナイアシンの治療量より投与量が少なくなり治療効果が得られないことです。

治療効果が得られなければナイアシンを飲む意味が半減してしまいますから。

ホッファーによると、そのような危険性があるときはナイアシンを内服中ならナイアシンアミド(もしくは逆)に変えると嘔気も収まり治療域の容量も保てるかもしれないとのこと。

エスターへの変更も有効な可能性があります。

抗ヒスタミン薬や吐き気止めにより嘔気を和らげることができるそうです。

吐き気の原因がビタミンB3(ナイアシン・ナイアシンアミド)の過剰によるものだとしたら、中止後おおよそ24-48時間症状が治まるまでかかります。

私自身は吐き気が起きたことは一度もありません。今のところ3000㎎程度の内服をしばらく継続していくつもりです。

その他、ナイアシンによる危険性

その他の危険性についてまとめます。

・頭痛

ごくまれ。おそらくヒスタミン放出作用が関与しているとホッファーは述べています。鎮痛剤で収まる程度の、重篤な頭痛ではないようです。

・皮膚病変

ごく一部の患者に起こりえます。特に統合失調症を患っている患者さん。関節部の皮膚に色素沈着のようなものが現れます。ナイアシン開始後数か月で発生する可能性があります。痒み・痛みは伴いません。

・耐糖能異常

軽度に耐糖能異常をきたすことがあります。ブドウ糖負荷試験と行う場合には5日以上前からナイアシンを中止していたほうがいいかもしれません。ナイアシンアミドは耐糖能に影響はないとのこと。

一方、ナイアシンは糖尿病に対する効果も期待できるとされています。

今のところ、私自身の耐糖能異常に異常は出ていません。

ナイアシンの内服量の限界

上記のようにナイアシンには危険性はいくつかあり、そのようなリスクがあることを把握したうえで、自己責任で服用する必要があります。

ただし危険性と言っても重篤なものはほとんどないですね。西洋薬の添付文書をみたらどんな薬でも恐ろしい副作用が列記してありますから、比較するとナイアシンの危険性は全く気にならない程度のもののように感じます。

ホッファーが言う通り、ナイアシンはとても安全性の高い物質だと思います。

ナイアシンの限界量については嘔気が出ない量とホッファー自身は述べています。

希望の効果が出て嘔気が出ない量。その量がナイアシンの飲むべき量でしょう。

まとめ

ナイアシンフラッシュ ナイアシン 危険性

ナイアシンフラッシュは安全性が高いと考えられている。

・ナイアシンはいくつか危険性がある(肝機能障害・吐き気・頭痛・皮膚病変・耐糖能異常etc)。ただし重篤なものはほとんどない。

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪