女医が考察。ニキビケア美容液の「アクレケア」の効果は?使うべき?

ニキビケア商品の中では比較的新しい美容液「アクレケア」について考察してみました。ウェブ上のレビューをみると明らかに宣伝的なものが多く、あてにならないです。結論から言うと、私なら美容液アクレケアは使いません。どうしてアクレケアがおすすめできないか、医学に基づき私の考えをまとめました。

美容液アクレケアとは

ニキビケア商品は定番から新しいものまでたくさんありますよねー。美容液アクレケアはあまり聞いたことがなかったし、口コミもまだ少ないようです。@cosmeでも少ししか口コミありませんでした。果たしてどんな美容液なのか。

(ブログなどではアクレケアのレビューが散見されますが、あまりにもセールス的な内容が多く参考になりませんでした)

「デコボコ ニキビ肌用美容液」とホームページにはあります。

これだけ見ると、ニキビ跡のクレーターがよくなる美容液のように見えますが、アクレケアのページをよ~く読み進めてみると、「月下香エキスでデコボコが気にならない肌に」「潤いベールが肌表面を包み込み、気になるデコボコをつるつるに」とあります。

これって「デコボコが治る」っていう意味じゃなくて、「デコボコを目立たなくする」ってことのように思えるのですが、あまり考えずに読むとデコボコが治るような錯覚をしてしまいます。

アクレケア、リピート率99.5%って…本当?

これは統計のトリックだと思うのですが。アクレケアのリピートをどのように定義しているかまったく記載がなく信頼性に欠けます。というのは、アクレケアは定期プランで申し込むと44%オフの4500円になるようなのです。そして4か月間は継続しなくてはいけません。ほとんどの人が定期申し込みをすると思われ、必然的に4か月続けることになります。

それを「アクレケアは99.5%のリピート率!」とうたっている可能性があります。99.5%って、尋常じゃないですから。

美容液アクレケアのニキビケアに有効な美容成分について

アクレケアの美容成分についてみてみましょう。

・月下香エキス

保湿力が高く肌を包み込みデコボコを目立たなくする。→決してニキビ跡を治すわけではない。

・カムカム

ビタミンC含有量が多い天然美白成分。→ただのビタミンCは肌に浸透しないため効果は角質に対してのみ。

・卵殻膜

コラーゲンに関係するというが、これも肌には浸透しない。どこで力を発揮するんだろうか。

・カモミラエキス

保湿・美白作用があるという。しかしこれも肌に浸透しない。

・甘草エキス

炎症を抑える作用があるというが、角質にしか浸透しないのにどうやってニキビの炎症を抑えるのだろう?

・茶エキス

カテキン・ポリフェノール自体は抗酸化作用があるけど、やはり角質にしか作用しないなら効果は期待しにくい。

そもそもアクレケアの美容成分、角質層までしか届かない

美容液アクレケアのホームページにも小さな文字で密かに「※角質層まで」って書いてあります。

含まれる美容液成分各々には作用があったとしても角質層にまでしか作用しないのであればニキビケアとしては、効果は限定的でしょう。

角質層って、肌の一番表面の「死んだ細胞の層」です。そこにに美容液成分を与えてもニキビ・ニキビ跡は良くなりようがないです。

多くの美容液・化粧水は「肌に浸透!」などと書いてありますが、角質層より先は浸透できないものがほとんど。

そういえば最近同僚の女医さんと化粧水って意味ないよね、って話で最近盛り上がった。どうせ肌に浸透なんてしないし、保湿だとしても肌が分泌する自然の保湿成分が一番大切、と。

アクレケア、刺激になる成分が少ないのでニキビケアというより保湿的な意味はあるか

なんかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、美容液アクレケアは天然成分が含まれている事や合成香料・着色料・鉱物油・シリコン無添加などのこだわりはあるようです。

おそらく、刺激は少ないでしょう。美容液的な効果を期待するよりは刺激の少ない保湿=化粧水としての効果は期待できると思います。

それならばアクレケアじゃなくて低刺激のプチプラ化粧水でいいのでは?という疑惑が。そもそも私自身化粧水は使わないし脱・化粧水を進めているので、アクレケアの購入はないですねー。

「何もつけない」のがニキビケアにはベスト?~脱・保湿という考え

私のニキビケアは「肌を健康にする」ことが根底にあります。保湿しすぎると肌から天然保湿因子が出なくなり本来の肌機能が低下します。また保湿剤は(天然成分でも)肌にとっては「異物」なので必ず刺激になりますし、アレルギーや炎症を引き起こすリスクがあります。

ほとんどの女性は「保湿依存症」です。ここでいう保湿は肌に塗るすべてのものを指します。ファンデなどの化粧品もしかりです。もちろんアクレケアなどの美容液も。

皮膚科医の藤澤医師はアトピー患者に、「風呂に入らない、石鹸を使わない、保湿しない」治療をしています。脱保湿。さすがにここまではできなくても、最小限の洗浄と保湿で本来の肌はだいぶ健康に戻ります。私がそうでした。

私は今、化粧水・メイク落としも使わず、肌の調子はだいぶ落ち着いています。

ニキビができているとき、肌はとても過敏になっているのでニキビケアとしても脱保湿を検討してみてはいかがでしょうか(急にやるとパサパサになるので徐々にやるのがポイント)。

私がニキビケアや美肌のために使っている美容液

私は基本的に脱保湿を心掛けています。化粧水は使わない。(脱・化粧水するための化粧水選びはこちら)ファンデも使わない。余計な保湿を極力しないことで本来の自然な肌の持つ力を引き出し、肌を健康にすることがニキビケアには欠かせません。

一方、スキンケアに対してもメガビタミン主義をとっています。余計な保湿控え、必要なビタミンは十分量与えたい、という考え。

そのために美容液やオイルを多少使っています。保湿ではなくビタミン補給のための美容液。

しかし美容液やオイルはどうしても同時に保湿効果を発揮してしまうので、ビタミン補給のメリットをとるか、保湿のデメリットに配慮して使わないかは個々の判断になってくるでしょう。

私は敏感肌がひどいときは美容液を使うべきではないと思っています。まずは健康な肌を育てることが優先です。過敏な肌はできる限り「洗わない・保湿しない」ことが大切!肌が十分に育ってからスキンケアに美容液を検討すべきでしょう。

少し脱線しましたが、私はビタミンC誘導体(APPS)の美容液とビタミンEオイルを使用しています。

ビタミンC誘導体(APPS)美容液

APPSは新型ビタミンC誘導体で肌の奥まで浸透し真皮に働きかけます。口からビタミンCの内服もしていますが、肌まで届きにくいので経皮的に取り込めれば最高!

ビタミンCは抗酸化作用が強く、コラーゲンの産生を促し、ニキビ・ニキビ跡のケアに効果的。アクレケアにはビタミンCが豊富なカムカムエキス配合とありますが、ただのビタミンCは肌には浸透しません。

ビタミンEオイル

ビタミンEの原液オイルをラードにまぜて使用。脂溶性のため経皮吸収されます。ビタミンEも抗酸化作用が強く細胞膜に入り込み還元作用を示します。ビタミンCとEは相補的に働き相性は最高!

結論

結局、美容液アクレケア ニキビケアに使うべきか?

美容液アクレケアの美容成分は角質層にまでしか浸透せず、ニキビケアの効果は期待しがたい。ただし天然成分が含まれている事や合成香料・着色料・鉱物油・シリコン無添加などのこだわりはあり、肌への刺激(害)は比較的少ないと思われる。美容液というより化粧水としての保湿効果は期待できる。以上より美容液アクレケアはニキビケアに対して8000円(定期4500円)もの価値はなく私はお勧めしないし、使おうとも思わない。

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ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪