その不調、貧血かも!日本人の女性のほとんどは「隠れ貧血」。

日本人女性は、欧米の女性に比べて圧倒的に鉄不足です。

肉などの鉄分が豊富な動物性たんぱく質の摂取が欧米人に比べ不足していることは要因の一つと考えられます。

また、アメリカはじめ多くの国では国策として貧血対策に小麦などの食品に「鉄を付加」しています。

小麦などは主食としてパンやパスタその他クッキーなどのお菓子にも使われますから、小麦に鉄が付加されてからアメリカでは貧血が減ったそうです。

日本も鉄付加食品を本気で考えたほうがいいと思います。

 

「隠れ貧血」は「フェリチン不足」の事

まず、貧血とはヘモグロビン不足の事です。

「隠れ貧血」では、ヘモグロビン不足までは至っていないけど「フェリチン」という「貯蔵鉄」が足りない状態、つまり鉄の蓄えが不足しています。

貧血は一般的な健康診断でもわかるけど、フェリチンは健康診断には含まれていない項目ですのでわかりません。

つまり、健康診断では「隠れ貧血」はわかりません。

貧血になってからフェリチンを測るでは遅い、のです。

その段階では、すでにあらゆる不調が心身に現れていると考えていいでしょう。

 

「鉄」はぷりぷりの肌を作る

 

鉄というと、ヘモグロビンに含まれ全身に酸素を運搬するのが主な仕事です。

しかし、鉄の働きはそれだけではないのです。

鉄は全身の機能に深くかかわっています。

骨・皮膚・粘膜の代謝には必須のミネラルです。

意外な症状が鉄不足からきていることがしばしばです。

例えば

湿疹ができやすい、下痢しやすい、食欲がわかない…。

これらは粘膜が弱っている症状です。

うつ病でよく見られる「のどの不快感」も実は鉄不足が原因の事があります。

偏頭痛で病院にかかってもなかなか良くならない。

これも鉄不足の可能性があります。酸素が運搬されにくく、血管が収縮して頭痛が起きるのです。一度フェリチンの検査をしたほうが良いです。

鉄分はコラーゲン合成を促す働きがあります。

肌荒れがなかなか治らない…という女性はやはり隠れ貧血かもしれません。

日本人女性の鉄不足・隠れ貧血の現状は悲惨です。

ちなみに欧米の栄養学ではフェリチン100以下は鉄不足とみなされます。

 

厚生労働省のデーによるとほぼ皆、鉄不足。

 

日本人女性でフェリチン100以上はほとんど皆無です!!

つまり、ほぼ全員が鉄不足。

そして8割近くはフェリチンが30以下の重度の鉄不足です。

国がこの現状を把握していながら、何も対策を講じようとしないのは不思議でなりません。

特に若い女性の鉄不足は不妊の原因になります。

鉄不足の母親から鉄不足の赤ちゃんが生まれると発達に障害をきたす恐れがあります。

 

鉄不足の解消に必要なのはまず「たんぱく質」!

 

鉄不足では鉄剤を飲めばいいと考えがちですが、「たんぱく質」が不足しているといくら鉄分を摂取しても意味がありません

「ヘモグロビン」も「フェリチン」も「たんぱく質+鉄」ですから。

おすすめは何といっても「肉」です。

肉にはヘム鉄と良質なたんぱく質が含まれています。

魚にもヘム鉄は豊富ですが、魚は水銀の問題があるので、摂取基準が設けられていますので、食べ過ぎに注意が必要です。

 

まとめると

・日本人女性はほぼ100パーセント「隠れ貧血」「鉄不足」
・鉄不足は様々な不調を起こす
・鉄不足にはお肉がおすすめ

鉄の大切さに気が付き、多くの女性の「隠れ貧血」が改善したら、きっと世の中変わると思います!

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪