卵アレルギーの発症予防の方法が見つかった件。

今回の成育医療センターの研究でいかに今までの日本の離乳食がいけてなかったかはっきりしました。

ところで食物アレルギーのなかで最も多いのは何でしょうか。

そう「卵アレルギー」です!

何と今の3歳児の6%近くは医師の指示で6%弱の子供が卵の摂取制限をしているとい報告もあるほどです。
医師の指示なしに、つまりお母さんの勝手な判断で卵を除去している子供を含めると卵を食べていない子供はもっと多いと推測されます。

今までの日本の「離乳食の常識」は余計に食物アレルギーを増やしていた?!

日本の離乳食では「食物アレルギーの原因になりやすい食物は乳児期早期には避けたほうが良い」とされてきました。あまり科学的な根拠はなしに、です。

 

よって今までの離乳食の指導だと「たんぱく質はアレルギーを引き起こすから」という理由で多くのたんぱく質は離乳食の初期には禁忌と指導されます。

 

全然栄養のない「おかゆ」ばっかりで、たんぱく質といえば「大豆」「白身魚」といった具合で卵や肉などの「動物性のたんぱく質」は避けられてきました。

 

それが今回、成育医療センターの研究により「離乳食早期からの卵摂取で卵アレルギーが8割予防できた」ということがわかりました。

 

裏返せば、今まで早期に卵を避けていたせいで卵アレルギーが増えていた、ともいえるわけです。

 

これは、ほかのたんぱく質に対してもいえる可能性があるのではないでしょうか?例えばチーズなどの乳製品もしかりです。

Lancetに掲載された研究
・アトピー性皮膚炎の乳児に生後6か月から固ゆで卵を少量ずつ与えるグループ(60人)と与えないグループ(61人)に分けて観察

・1歳時点での卵アレルギーの発症率を調べる

 

結果は

・卵のグループ→アレルギー発症は8%

・卵なしのグループ→アレルギー発症は38%

でした。

 

卵グループが8割も卵アレルギー発症率が少なかったのです。

 

研究をした大矢氏は「アトピー性皮膚炎がある乳児では、経皮感作を予防するため皮膚の状態を良くしたうえで、専門医の下で生後6か月から卵摂取を始めてもよいのでは」という一方で

 

「アトピー性皮膚炎じゃない乳児はそこまで卵摂取を急ぐ必要はない」とも言っています。

 

私の個人的な考えとしては、卵は完全食品・アミノ酸スコア100で栄養豊富、乳幼児には必要な栄養がたくさん詰まった優秀な食べ物であり、あえて食べるのを遅らせる意味はないと思います。

 

おかゆばかり食べさせてないで、むしろ卵などの動物性たんぱく質を積極的に食べさせるべきだと思っています。

 

ちなみに、うちの赤ちゃんは現に6か月から卵を積極的に摂取させています。卵だけではなく、お肉やチーズなどの動物性たんぱく質もです。

 

体重の増えは良好で、しっかりと締まった体付きで、おかゆばかりの「ふわふわ」のほかの赤ちゃんとは全然違います。

 

よく「ずっしり重いね」と言われます。骨や筋肉の発達がしっかりしているため密度が高いのでしょう。

 

保育園に通い始めても風邪一つひかず、周りが驚いています。

 

やはり子供には「たんぱく質」はアレルギー予防の観点だけではなく、成長・発達という意味でも欠かせないと思います。

 

早く日本の離乳食の現状が変わり赤ちゃんたちにちゃんと栄養がいきわたるようにしてほしいものです。

ABOUTこの記事をかいた人

アラサー女医。 勤務医をしながら子育てをしている。 夫・子供と3人暮らし。 妊娠糖尿病を機に断糖肉食を自ら実践中。 診療にも栄養療法を取り入れている。 チャレンジ精神旺盛で常に何かに挑戦している。 趣味は読書・投資・旅行。子供の教育を兼ねて数年後の海外移住を計画中♪